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コラムColumn

2016.10.25

床の間・仏間のある和室 床柱は個性的な錆丸太(植松)

愛知県稲沢市で、木造2階建て住宅の新築工事が始まりました。
お客様ご家族は、50歳代のご夫婦と中学生のご長男です。

施工は一宮市の賀真田工務店にお願いします。
木材は、岐阜市の後藤木材が納入します。

「法事で親戚が集まるから、6帖の和室が欲しい。」
というご要望を受け…

玄関を入った正面に和室を配置し、その北面に床の間と仏間を設けます。

“数寄屋風の遊び心を取り入れよう”と、床柱に、桧の錆丸太をご提案しました。

しかし、お客様に錆丸太の写真をお見せしても、どんなものかわからないだろうと思い、現物を用意してもらうようにお願いしました。



△桧の錆丸太(ビニールに入っています)

「需要が少ない床柱なので、在庫がなくて…。でも、銘木屋が1本だけ持っていたので借りてきました。」と後藤木材さん。

「初めて見ましたが、ちょっと変わっていていいですね!これに決めます。」と御主人。

最近は、床の間を設ける家が少なくなってしまいましたが、

最も使われている床柱は、京都北山の杉の磨き丸太や絞り丸太のようです。


△絞り丸太の床柱

ちなみに、格式の高い床構えにしたい時は、床脇を設け、違い棚などを設えます。


床の間をデザインする時には先ず、真・行・草のどれにするのかを決めます。
そして次に、床柱、床框、床板、落とし掛け、違い棚、琵琶棚などの素材、材種の組み合わせを決めていきます。

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