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2019.5.7

桧の香りに包まれた、漆喰壁の和風住宅が名古屋市に完成!(伊藤絵)

2019年3月、名古屋市内に木造2階建て、床面積158㎡(48坪)の和風住宅が完成しました。


「木をふんだんに使った、老後も健康的で豊かに暮らせる和風住宅が建てたい」
2017年の秋、50歳代のご夫婦が来社されました。




敷地は幹線道路に面した幅8.2m×奥行19m、南北にたて長の形状です。

建築基準法の準防火地域に指定されているため、隣地から3m以内の軒裏には防火構造が求めれます。防火サイディングで仕上げることが一般的ですが、お客様のご希望は和の外観。

そこで・・・建築基準法の告示を使って、玄関の軒裏は「化粧垂木」「杉板」で仕上げました。

外壁には砂壁状のジョリパット(ゆず肌)を吹き付け、腰にはいぶし調のタイルで仕上げました。


また、表札は奥様のご希望で、藤の花をあしらったオリジナルデザインです。
銘木屋に「いちい」の一枚板を選びに行き、彫刻家に彫ってもらいました。




玄関から、中庭を楽しむことができます。

中庭を望む窓は隣地から3m以内にあるので、防火戸にする必要があります。一般的には網入りガラスを窓に嵌めますが・・・耐熱強化ガラスを採用し「網なし」のクリアな視界を確保しました。

玄関とホールの壁は珪藻土で仕上げました。




リビングの壁には漆喰を塗り・・・
「桧の香りが好きで、お風呂にも桧玉を浮かべているんですよ」
奥様のこだわりで、天井は桧上小節板で仕上げました。

キッチンカウンターの壁は、名古屋モザイク工業の「麻の葉」を採用しました。
配色は、お客様が自らコーディネートされました。




2階の階段室手すりには、オリジナルデザインの「桔梗の透かし彫り」をあしらいました。
通常、欄間には6mmの板を使いますが、手に触れるところなので9mmの杉板を使いました。

和室と廊下境の欄間には、筬欄間を嵌めました。




2階の和室は真壁納まりの珪藻土塗り、天井は敷目板貼と、伝統的な造作です。
道路側の障子から明るい陽が入ります。

仏間の床框には、旧宅の黒檀の床柱を再利用しました。



寝室は、屋根形状を利用し、開放感あふれる斜め天井。
小屋組みの丸太梁を活かしたインテリアです。

ベッドのヘッドボード壁は桧の羽目板で仕上げ、天端に仕込んだ間接照明が優しく壁を照らします。




寝室の壁の向こうはウォークインクローゼットです。
ウォークインクローゼットは天井を吹き抜けにして、閉塞感のない部屋に。

寝室の空調を利用すれば、夏の暑い日や、冬の寒い日も快適に身だしなみを整えられます。




1階の便所にはカウンターを造り付け、こだわりの信楽焼の手洗い器を設置しました。
腰壁に張った桧上小節板は、水染みを防ぐガラス塗装で仕上げてあります。

 

完成後・・・
ご主人に「快適な住まいをありがとうございます」と言っていただき、とてもうれしく思います。
また、「親戚の人たちから、こんな家に住んでみたいと言われました!」と、奥様からもうれしいご報告をいただきました。

 

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