設計日和 菅野企画設計の「和」「木」「匠」情報

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一宮市で築25年住宅の耐震診断。経済的な耐震リフォーム案を検討中(川島)

2017.07.18  Category: 古民家再生・リフォーム

一宮市内に建つ、築25年の住宅の耐震リフォームを行います。

お客様は40歳代のご夫婦。二世帯住宅へのリフォームがご希望です。

「この家は、父が大工さんに造ってもらったんです」
ところが・・・建築基準法の建築確認申請書が見当たりません。
「実は、耐震強度に不安があるんですよ・・・」と、耐震診断のご依頼を受けました。

リフォーム案を考えるのは耐震診断の後です。

 
先月6月、東松、福田、伊藤絵美と4人で現況調査を行いました。

(1)間取りの実測:柱の位置・太さや壁、窓の位置と幅。
(2)柱の傾きの測定:傾きの方向と、大きさ。
(3)床の不陸の測定:床の沈下箇所と、沈みの大きさ。
(4)屋根の状況目視:瓦の暴れや葺き土の有無。



△瓦の状態を確認しながら、全体をみて回り、気になった箇所を記録します。

(6)耐震要素の実測:全壁や腰壁、垂れ壁の位置と幅と高さ。
(7)小屋組の実測:梁や桁の太さ、接続部の状態。



△小屋梁に松の丸太が使われています。接続部分の状態も良好です。

(8)床下材の実測:基礎、土台、足固めの方法、材料、大きさ。


△床下に潜ることで、土壁構造+鉄筋コンクリート造基礎だとわかりました。

(9)床下の状況目視:湿気の度合いや白アリの被害状況

 
と・・・その内容は多岐に渡りました。
目視で確認したことは写真に残し、実測したことは、図面に描き込みました。

そして、耐震診断。


菅野企画設計では、住宅一棟の耐震診断を25万円でお請けしています。(面積によっては、追加費用が必要です)

・古民家・・・土壁の粘りを活かす柔構造
・現代住宅・・・筋交い・鉄筋コンクリート造基礎で固める剛構造
それぞれの建物の構造に最も適した耐震診断を行います。

 
ところが、このお宅は、壁は土壁なのに基礎は鉄筋コンクリート造です。

最も適した耐震診断は?
経済的かつ強度の高い耐震補強の方法は?

知恵を絞って、お客様も納得の耐震リフォーム案を・・・只今検討中です。