設計日和 菅野企画設計の住まいのコラム

設計日和 菅野企画設計の住まいのコラム

大阪府岸和田市 歴史を経た住宅の立面図を描いています!(津田)

2018.05.22  Category: 和の家(新築住宅)

大阪府岸和田市 築80年の住宅をリフォームします。

工事は、間取りを変えるだけでなく、屋根瓦の葺き替え、外壁の改修も同時に行います。


以前、耐震診断を依頼され、リーダーの東松、川島と3人で現況調査を行いました。この時は、間取りと一緒に、柱・梁など構造体の位置やサイズを実測しました。

しかし・・・今回は、工事用の設計図を描くための調査なので、屋根伏せ図や立面図(外観の姿図)など、より多くの設計図を描く必要があります。

立面図の作図は私の担当ですが・・・凝った建物なので、苦戦しています。



例えば・・・
赤く囲った個所は、軒先が瓦葺きから銅板葺きに変わっています。

数寄屋建築では、よく見られるデザインです。
銅板は瓦に比べて軽いため、軒を深く出して、薄く軽快な表情をつくります。


黄色い部分は、瓦屋根に段差がついています。これはこの地方独特の錣(しころ)屋根です。


愛知県一宮市の本社から岸和田市は遠いので、移動に時間がとられ調査時間が限られます。また、再び現地を訪ねることもできません。

そこで、写真から納まりや寸法を割り出すことも多くなるため、実測を補う写真撮影も重要です。



〇瓦葺きの錣屋根と軒先の銅板葺き

歴史を経た建物を次の時代に残すため・・・
調査は、綿密に行います。

そして、その結果を正確に、図面に描き上げていきます。