設計日和 菅野企画設計の「和」「木」「匠」情報

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風格、防犯、経済性、芸術性を兼ね備えた魅力的な塀のご紹介(川島)

2018.05.01  Category: 知って得する和の技

せっかくこだわって建てた日本建築なのに・・・門や塀が残念!
そんな風景を見かけることがあります。

塀や門は建物を引き立て、より魅力的に見せてくれるもの。

今回は、菅野企画設計がデザインした、塀の数々をご紹介します。




写真はお寺の山門の脇に造った、高さ2.3mの築地塀風の塀です。
鉄筋コンクリート造の壁の上に、木造の屋根を載せました。
巾木に、厚み8㎝の割れ肌仕上の御影石を貼り、本磨き仕上げの黒御影石で見切りました。
風格を感じるデザインです。




こちらは、高さ1.6mの鉄筋コンクリート造の塀です。
天端に伏間瓦を葺き、ボーダータイルを3本あしらいました。



コンクリートブロック造の塀に、伏間瓦を葺くこともできます。

鉄筋コンクリート造よりコストを抑えることはできますが・・・
高さの上限や控え壁の設置が建築基準法で決まっているので、要注意です。

また、コンクリートブロック造の塗り壁仕上げは、目地部分に亀裂が入りやすいので・・・
設計、施工上の工夫が必要です。




写真は、ステンレス製L形鋼を等間隔に立てた塀。ステンレスの表面はヘアライン仕上げです。

敷地は交通量の多い国道に面しています。
「この辺りは、夜になると人影が少なくて、不用心なんですよ。
それに留守にすることも多いので、敷地の中が見通せないと、かえって危険かなあ」
そんなお客様の心配を解消するために考えた、見通しがいいのに、乗り越えにくい塀です。

「車のヘッドライトの光を受けて、鈍く光る様子がなかなかきれいですよ」
想定外のお褒めの言葉もいただきました。




門と一体になった塀です。

門扉、取っ手、塀の仕上げなど、アーテイストとのコラボレーションで造り上げました。
門扉はランダムにカットした鉄を溶接。
取っ手は銅を叩いて蓮の葉に造形しました。
塀はコンクリート打ち放しの壁に、「波紋」をイメージした石の彫刻を嵌め込みました。
お客様のご要望にお応えして、オンリーワンの塀を造れるのも、菅野企画設計ならではです。