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コラムColumn

2017.6.13

伝統と知恵を活かし、軒の深い家を設計しています(川島)

軒とは・・・外壁から外側に出ている屋根の部分をいいます。
"軒先"とは、軒の先端部分。
"軒裏"とは、見上げたときに見える、屋根の裏側のことです。

和風住宅にとって、軒のデザインは見せ場のひとつです。




△この家は、1階と2階のデザインを変えています。
1階の軒は、垂木と呼ばれる、屋根を支える角材を見せるデザイン。
軒裏には12㎜厚の杉板を貼っています。
伝統的な日本家屋の定番のデザインです。
2階の軒は、軒裏に不燃ボードを張り、白く塗装しています。
軒先には、鼻隠しと呼ばれる板を取り付けています。
垂木を見せるデザインより安価で、防火性能も備えた仕様です。



軒のデザインによっては、洋風の外観に和のエッセンスを取り入れることができます。



△この家は、2階の軒裏がユニークです。
軒の出が1.5mと深いので、垂木の断面が大きく印象的です。
玄関ポーチは、軒裏に垂木を表し、目隠しを縦格子にすることで和の仕上がりに。




△この家は、お寺の庫裡です。
2階の軒は、垂木を見せながらも、軒裏には不燃ボードを張り、白く塗装しています。
和のデザインと防火性能を兼ね揃えています。

建築基準法では、敷地が準防火地域や防火地域に指定されていたり、建物が隣地境界に接していたりすると、軒裏を"防火構造"としなければならない場合があります。そういう時には、不燃ボードの軒裏が有効です。


最近、軒の出ていない家を多く見かけます。
箱のようなデザインが人気なのか?コストの削減なのか?敷地の有効活用なのか?
理由はいろいろあるのでしょうが、
軒が出ていない住宅は、出ている場合に比べ、雨漏りの発生率が5倍にも上るそうです。


深い軒には、
(1)雨による壁の汚れを防ぐ
(2)夏場の直射日光を遮る
という大切な役割があります。

菅野企画設計は、伝統や知恵を受け継ぎ、軒の深い家を設計しています。

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