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2019.8.6

外観パースをペンタブレットで描画!リアルな表現を目指して(福田)

2019.8.6

Category: 客殿・庫裡新築

神奈川県川崎市の曹洞宗 修廣寺で、客殿・庫裡を建て替えます。

間取りが決まった後、お客様に建物のデザインをよりわかりやすくお伝えするため、所長・菅野が手描きの外観パースを作成しました。






しかし、その後、玄関廻りの間取りに変更があり、外観パースを描き直すことに。


そこで、次は、最近導入したペンタブレットで、パースを描き直しました。

ペンタブレットは、線の太さ、塗りの濃淡の調整はもちろんのこと、
筆圧も描線に反映されるため、多彩な表現が可能です。





一番のメリットは、彩色です。

手描きパースは、今まで、色鉛筆で彩色していました。

しかし、せっかく時間をかけて綺麗に仕上げても、
出来上がったパースをスキャナで読み取ると、微妙に色が変わってしまったり、色ムラが目立ったり、
思い通りに表現できないという問題がありました。

その点、ペンタブレットは、
均一に色塗りができるほか、ぼかしの表現も難なくできるので、よりリアルな表現が可能になりました。


先日、静岡県の法華宗寺院で、全伽藍建て替え計画の説明会が行われました。
スクリーンにパースを映しながら、菅野が設計内容を詳しく説明したのですが、
ペンタブで描いたパースは、手描きに比べ、とても鮮明で、見栄えがしたそうです。

 





さまざまなツールがあるので、使いこなすまでには、まだまだ訓練が必要ですが、
デザインをより分かり易くお客様に伝え、共有できるように、工夫を重ねています。

ひとつ、ペンタブレットの難を言うとすれば、
拡大すると細部にわたって描き込むことができるので、ふと趣味の世界に行ってしまうことでしょうか…。

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