地震に強い木造本堂

岐阜県多治見市 虎渓山 永保寺 2001年完成

M6.5の地震でも構造的なダメージをうけなかった、
菅野企画設計の木造本堂。

2009年8月11日、静岡県御前崎沖の駿河湾でM6.5の地震が発生しました。
震源地の近くには弊社設計の木造本堂2棟が建っているので、大変心配しましたが…幸いにも、構造的なダメージはありませんでした。もちろん、地震の周期、揺れの方向、時間によっては、違う結果にはなった可能性もあります。
しかし、周辺の寺院が大きなダメージを受けたこと考えれば、最新の構造計算と、日々耐震構造を研究してきた努力が報われた結果だと誇らしく思いました。
木造本堂は、宮大工に頼む、堂宮工事が得意な建築会社に任せれば大丈夫だとよく言われます。しかし…弊社のような耐震技術を持っている宮大工や、建設会社はほとんど存在しません。しかも、設計図を描き複数の建築会社で競争見積りをすれば、納得の工事金額での工事も可能です。是非、木造本堂の設計に長けた弊社の技術力をご活用ください。

日蓮宗 上行寺 様
静岡県焼津市/間口6.5間 本堂
2007年完成

震度6弱でも壁に小さな
クラックが入っただけでした。

  • 7mm程度、梁が動いた。
  • 壁の漆喰に小さな割れ。

震度5強なのに全く被害なし。

曹洞宗 法幢寺 様
静岡県静岡市/間口7間 本堂
2005年完成

菅野企画設計が提案するのは、
限られた予算の中で耐震性の高い本堂を造ることです。

考え抜かれた耐震構造

本堂の特徴をあげると…屋根は大きくて重い。柱は本数が少なくて長い。建具ばかりで壁が少ない。どれも耐震性に関してはマイナス要因ばかり。
そんな本堂を地震に耐える構造にすることは大変な難題です。
「いや、伝統工法なら大丈夫。」多くの日本人がそう信じていますが…歴史を刻んで文化財に指定されているような伽藍は柱や梁が太く、壁も多いうえに、頑強な地盤の上に建てられています。しかし、現実にはそんな理想的な本堂は稀です。

丸太をふんだんに使い、柱は貫で固める。
伝統構造で組み上げた岐阜県多治見市永保寺本堂。

宮大工の潜在能力をより引き出す

「日本の大工の木材加工能力は世界一だ」私もそう思います。しかし、彼らの耐震に関する知識は限られています。
このギャップを埋めることができるのが菅野企画設計です。
新しい技術を大工さんに押し付けるのではなく、彼らの知恵を引き出し、より耐震性の高い本堂を造ります。

飛騨の匠、八野棟梁と打ち合わせを重ねる。

木材を一本一本検査します

使用する木材の大きさ、樹種、等級は設計図で指定します。しかし木材は生き物です。一本一本に個性があるので、「木材検査」が欠かせません。先ず私たちが、建築会社が用意した木材の含水率、木目、節の有る個所などを丁寧にチェックします。そして、その検査に合格したものをお客様に「木材検査」してもらいます。「木材検査」では、参加者の皆様に木材の樹種、仕様箇所などを詳しく説明させていただきます。

お客様の立場で工事をチェックします

「建設会社を信用して、工事を任せれば大丈夫。設計料なんて無駄だ。」そう仰る住職もいらっしゃいます。しかし、お客様と建築会社の利害が相反することもあります。本堂を造るという大事業には、お寺側にたって工事をチェックする建築の専門家が絶対に必要です。設計監理料は決して無駄な費用ではありません。

主な木造本堂実例

2016年08月現在

  • 浄土宗 心光寺
    和歌山県有田市 2016年完成
  • 日蓮宗 蓮照寺
    愛知県一宮市 2015年完成
  • 日蓮宗 海源寺
    神奈川県海老名市 2014年完成
  • 真宗高田派 成就院
    神奈川県横浜市 2014年完成
  • 曹洞宗 円昌寺
    愛知県小牧市 2014年完成
  • 曹洞宗 龍登院
    静岡県掛川市 2013年完成
  • 臨済宗 永保寺
    岐阜県多治見市 2011年完成
  • 臨済宗 永安寺
    静岡県磐田市 2010年完成
  • 曹洞宗 陽岳寺
    愛知県名古屋市 2008年完成
  • 臨済宗 禅林寺
    三重県菰野町 2008年完成
  • 日蓮宗 上行寺
    静岡県焼津市 2007年完成
  • 曹洞宗 法幢寺
    静岡県静岡市 2005年完成