木造伽藍

西山浄土宗 影臨山 心光寺 本堂・客殿新築工事 和歌山県有田市
ご相談を受けたのは2013年の夏でした。ただ、当時はまだ、設計施工一括発注にするのか?設計と施工を分けるのか?決定しかねているということでした。そこで、住職と建設委員の皆様に名古屋まで足を運んでもらい、港区の善光寺様をご覧いただきました。
「本山の法主をお勤めになった先代住職(岩田文有様)が、菅野さんなら大丈夫ですよ!と太鼓判を押されたでしょ。私の腹は、あの時決まったんですよ」は住職。その後、設計・工事は順調に進み、2016年6月、全ての伽藍が完成しました。
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/710㎡(214坪)
  • ■2016年7月竣工

  • 完成後住職から「本堂見たら自然と手を合わすよ。県下一やよと、檀家の皆様からお褒めの言葉をいただきます。私自信も同じ気持ちです。心から感動と感謝の連続です」と、心のこもったお葉書をいただきました。
  • 本堂は入母屋造りの本葺き一体瓦。正面に向拝と幅1間の廊下が張り出しています。二層屋根の重厚な外観です。
  • 向拝の木鼻、龍の蟇股、彫刻は全て、岐阜の大橋欄間にお願いしました。
  • 本堂の南側に幅1間の廊下が張り出しています。この地方独特の間取り。
  • 本堂は6.5間×6.5間ですが、畳は京畳(1.91m×0.955m)なので、関東間で計算すると7間×7間の広さがあります。ケヤキの36cm丸柱と虹梁、その上に蟇股を密に配したデザインは豪壮です。外陣の天井は桧の格天井で4mの高さを、内陣は折り上げ小組格天井で4.5mの高さを確保しました。
  • 内陣と外陣境の欄間はオリジナルデザインの鳳凰です。レリーフの上に金箔を捺して仕上げました。
  • 外周部の柱には、桧の24cm角、21cm角を使い、差し鴨居で緊結するなど、耐震性の高い構造に設計しました。
  • 玄関は30畳の広さがあり、中庭を望む応接コーナーとしても使えます。屋根形状を生かした船底天井で、桧の梁の上に蟇股を載せるなど、お寺らしいデザインを施しました。
  • 本堂と客殿の間の廊下は幅2m。高さは3.6m確保し、屋根から光を取り入れています。この廊下に面して便所を配置、さらに奥へ進むと書院があります。
  • 客殿は、10畳の二間続きの広さです。東側の中庭から障子越しに優しい光が差し込みます。
  • 書院は8畳と6畳の二間続きです。縁側越しに中庭が見通せます。
  • 建設委員の皆様が岐阜県郡上市まで足を運び、木材加工の様子をご覧になりました。
  • 棟梁は岐阜県郡上の三島さんです。太い丸太や欅の丸柱、桧の角材を巧みに組んでいきました。
  • 上棟式は、多くの檀家の皆様が参集し、盛大に厳修されました。この後、餅撒きが行われ、境内は歓声に包まれました。
  • 落慶法要は多くの随喜寺院が参集しました。御詠歌の優しい調べで法要は始まりました。

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