鉄骨・RC造伽藍

曹洞宗 正林寺  地蔵堂新築 愛知県豊橋市
長く親しまれてきた木造地蔵堂が老朽化したため、耐震補強のご相談を受けました。
ただ、残念ながら柱も細く、補強しても…。「当初から補強は難しいだろうと予想はしていました。
しかし、境内には高低差があり、本堂や客殿、庫裡が複雑に入り組んで建っているので、どうしたものかと思案していました。そんな折、菅野企画設計さんのホームページをみつけて、ここなら何とかしてくれるだろうと(笑)」は、副住職。なるほど、設計を始めてみると、難問続出。しかし、お寺の期待以上の設計をしたいと知恵を絞りました。そして、完成した地蔵堂は「通りがかりの方も素敵ですねと声をかけてくださいますよ。」うれしい評価をいただきました。
  • ■鉄骨造平屋建て
  • ■床面積/204.95平方メートル(62坪)
  • ■2012年8月竣工

  • 「本堂、庫裡が現代的なデザインなので、地蔵堂はお寺らしく」がお寺の希望。しかし、境内は準防火地域に指定されているため、準耐火構造にする必要がありました。そこで、鉄骨造を採用し、木造風に。入り口には幅33㎝の桧柱、唐草彫りの虹梁と、本格的な伽藍の構えになりました。
  • 幹線道路から見た姿。「春になると境内の桜が咲いて、旧地蔵堂はランドマーク的存在だったんですよ。」は副住職。そんな歴史に配慮して、新地蔵堂も、道路からの見栄えを意識したデザインに。
  • 地蔵堂の北側に玄関が隣接しています。柱は直径21cmセンチの丸柱。間口は4m確保しました。
  • 大屋根の下に軒を張り出し、三十三観音様をお祀りしました。そして、以前からお守りいただいている地蔵様周辺も舗装整備。隣接している保育園の子どもたちも、朝夕に小さな手を合わせていきます。
  • 玄関ホールは16畳の広さを確保しました。セルフでお茶が飲めるカウンターも用意しました。 玄関土間の左は11畳の寺務室、奥には17畳の洋間の待合。
  • 玄関ホールと地蔵堂は、幅3.5mの引き込み戸でつながっています。
  • 外陣は28畳の広さ。天井は折り上げ格天井。内陣境は直径27㎝の桧の丸柱、唐草彫りの虹梁のしつらえです。年忌法要は地蔵堂で行なわれるので、位牌堂を併設しています。空調設備、床暖房も完備し、快適にお参りしていただけます。
  • 地蔵堂内の木は全て無垢材です。西側に位牌堂が隣接いています。
  • 内陣には、旧地蔵堂の天井画を再利用しました。この絵は、地蔵堂のご本尊、千体地蔵の由来を表現しています。特別な補修はしませんでしたが、丁寧な施工の結果、良好な状態で残すことができました。
  • 客殿は17帖の広さ。東側の障子を開けると庭が楽しめます。
  • 現場で鉄筋の配筋検査、コンクリートの受け入れ検査を行いました。
  • 愛知県江南市で木材検査を行いました。
  • 鉄骨工場で製品検査と溶接の検査を行いました。
  • 住職に愛知県高浜市まで足を運んでもらい、瓦の制作風景をご覧いただきました。
  • 軒先や外壁は、宮大工が木造と同じ仕事で仕上げました。

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