木造伽藍

日蓮宗 海源寺 本堂新築 神奈川県海老名市
2009年の初めに行われた、設計事務所4社によるプロポーザルコンペから5年。豪壮な木造本堂は海源寺開山550年記念事業として建設されました。屋根は旧本堂のデザインに倣い、引き渡し勾配7.4寸と急こう配の入母屋造り。耐震性をより高くするため、銅板葺きを採用しました。堂内には勢いのある彫刻をふんだんにあしらい、見どころの多い本堂が完成しました。
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/396平方メートル(120坪)
  • ■2014年1月竣工

  • 急こう配屋根の国宝「明王院本堂」を参考にして設計を進めました。工事に先立ち、棟梁、現場監督と現地を訪れ、心をひとつにして作業に入りました。
  • 市の文化財、楼門越しに本堂の大きな屋根が見えます。妻壁の懸魚には鳳凰の彫刻をあしらいました。
  • 既設書院の改修に伴い唐破風を増築しました。楼門から入山すると正面に見えます。
  • 本堂の広さは間口8間×奥行9間、その両脇に幅1間の廊下、御宝前の後方には位牌堂が付属しています。全ての虹梁に、勢いのある彫刻が施されています。堂内はエアコン完備、床暖房も敷設されてます。
  • 外陣から内陣を望む。丸柱は直径42cmのケヤキです。柱をつなぐ虹梁には高さ45cm×幅36cmのケヤキから、双竜を彫りだしてもらいました。
  • 堂内の彫刻にはストーリーがあります。外陣と内陣、外陣と余間の境の虹梁には龍が彫られています。
  • 御宝前の天井は折り上げ小組格天井で、4.5mの高さを確保しました。柱には肘木を差しその上に斗組を載せました。小組は太めに、折り上げの下に支輪を回すなど、彫刻に負けない豪壮なデザインです。
  • 支持地盤に届く、長さ10m+10m+11m=31mの杭を32本打ちました。
  • 棟梁は岐阜県高山市の八野さんです。屋根の反り、軒の反り、破風の原寸図検査を行いました。
  • 住職と建設委員の皆様に、奈良県桜井市で桧材、茨城県八千代町で欅材をご覧いただきました。
  • 彫刻は八王子市の井上進一さんにお願いしました。ひとつひとつ絵様を描いてもらい、丁寧に検討していきました。
  • 堂内の彫刻は、井上進一さんと仲間たち8人が約2か月、寝起きを共にして彫りあげました。
  • 上棟式には、多くの随喜寺院と檀家の皆様が参集しました。工匠の儀は古式にのっとり執り行われました。
  • 屋根は銅板の本葺きで仕上げました。
  • 落慶法要は、多くの随喜寺院と檀家の皆さんが集まり、盛大に厳修されました。

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