木造伽藍

曹洞宗 円昌寺  本堂・客殿新築 愛知県小牧市
2011年の夏、円昌寺総代が事務所を訪ねてみえました。聞けば、所長菅野の父親のかつての同僚。また住職は、以前お世話になった関貞寺住職とご縁の深い方。そんな偶然がいくつも重なりました。
設計は約1年、工事は約1年半後の2013年の冬完成と予定通り事業が円成しました。
また、同時に山門の建て替え、参道の整備も行われ、充実した境内が完成しました。
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/367平方メートル(本堂 58坪、客殿 53坪)
  • ■2013年12月竣工
  • 建て替えた薬医門から望む本堂。寄棟屋根で向拝付き。向拝の柱は27㎝角、本堂の柱は21㎝角の桧。バリアフリーにするため、基壇はありません。
  • 正面の引き戸は寺院用のアルミサッシです。本堂の東に玄関、書院、庫裡が続きます。 本堂前から玄関へ手すり付きのスロープが続いています。
  • 軒の出は約2.4mと深く、軒先は勢いよく跳ね上げました。
  • 本堂は間口6.5間×6.5間の正方形です。大間は間口2.5間×3間、天井高は3.9m確保しました。西室中正面には、旧本堂にも祀られていた羅漢様を雛段上に安置しました。
  • 大間を囲う四本柱は、直径36センチのケヤキ丸柱を使いました。柱は彫刻入りの虹梁で頑丈につながれ、その上には蟇股。虹梁の彫刻は、山号白雲山にちなんだちぎれ雲をオリジナルでデザイン。本堂の天井は、内陣が小組格天井、大間が格天井、その他は棹縁天井です。
  • 本堂東の襖をはずすと、畳敷きの玄関ホール9畳、12.5畳+10畳の客殿が続きの間になります。伽藍の中には床の段差が全くありません。
  • 玄関ホールから見た客殿と本堂。とても開放的ですが、バランスよく壁を配置することで、耐震力を確保しています。
  • 畳敷きの玄関ホール。正面の飾り棚の壁には漆塗りのシートを張りました。
  • 8畳+8畳の書院です。部屋境には旧庫裡の欄間を再利用。南側で明るい和室になりました。雪見障子を上げて、庭を楽しむことができます。
  • 木造本堂の基礎には、高強度コンクリートを使います。水分量を減らすことで中性化を抑え、コンクリートの寿命が格段に長くなります。
  • 棟梁は名古屋市の旗持さんです。屋根の反り、軒の反り、縋る破風の形を原寸図で検討しました。
  • 住職と役員の皆様に愛知県江南市まで足を運んでもらい、木材をご覧いただきました。
  • 柱は頭と足元だけでなく、中間でも太い角材で接合されています。桁と桁は火打ち梁で固めました。
  • 9cm×15cmの太い筋かいで壁を補強し、耐震力の高い本堂を造りました。
  • 落慶法要には多くの随喜寺院と檀家の皆様が参集し、盛大に厳修されました。

大きい写真にポインタをのせると白い矢印が出ます。クリックすると次の写真に移動できます。

小さい写真をクリックすると、該当写真が拡大写真として表記されます。

一覧に戻る