木造伽藍

真言宗智山派 法花院  本堂・客殿・庫裡新築 愛知県あま市
愛知県甚目寺観音の塔頭です。
「立派な本堂ではなく、お参りに来た人がホッとするような優しい本堂を造りたい」という住職の思いを実現した伽藍は、寄棟造りの瓦屋根に鴟尾(しび)を載せ、本堂正面は蔀戸(しとみど)という古風な佇まい。基壇のない向拝は軒が深く、まさにお参りに来た方を優しく包み込みます。
  • ■木造2階建て
  • ■床面積/532平方メートル(161坪)
  • ■2005年竣工
  • 本堂の横に客殿棟、背後に中庭を挟んで庫裡が配置されています。本堂の正面には丸窓、客殿の窓には花頭をあしらいました。瓦は本瓦に見える桟瓦で、屋根の軽量化を図りました。
  • 本堂は、火災で全焼したための建て替えなので、向拝の木鼻には、水が炎を追い払う図柄を彫刻しました。夜は、向拝柱の下に埋めた照明が本堂を優しくライトアップします。
  • 本堂の丸窓には蓮をモチーフにしたエッチングガラスが入っています。正面の開口は蔀戸(シトミド)で普段は上に跳ね上げてあります。
  • 本堂の間口は5間です。内陣は外陣より上段になっていて、丸柱は直径27cmの桧です。内陣と外陣の結界には、曼陀羅をモチーフにした色ガラスが入っています。
  • 天井は平部分で3.2m、船底の高い部分は4.1mの高さがあります。格縁天井の棹の間に照明が入っているのでとてもスッキリしました。東脇檀はウルシ塗りを施した花頭枠の中、ストゥーパがライトアップされてまるで浮いているようです。
  • 客殿は37畳の広さがあります。中庭に面した窓に障子を嵌め、塀の高さを調整することで、庫裡への見通しを遮りました。竿縁天井に照明を埋め込むデザインは、本堂と同じ。中庭に面した廊下は配膳室につながっています。
  • 西側から見ると、右が客殿、左が庫裡です。庫裡はうぐいす色、客殿は淡い灰色に塗りました。客殿は寄せ棟の上に切妻屋根を載せ、庫裡の切妻屋根と連続性を持たせました。
  • 書院の玄関です。ポーチにスロープを設け、玄関とホールの段差を5㎝に。車いすでも上がれる高さに抑えました。框は幅広の大理石にして「お洒落なバリアフリー」のデザイン。この玄関は、段差なく本堂、客殿へつながっています。

大きい写真にポインタをのせると白い矢印が出ます。クリックすると次の写真に移動できます。

小さい写真をクリックすると、該当写真が拡大写真として表記されます。

一覧に戻る