木造伽藍

曹洞宗 法幢寺  全伽藍新築 静岡県静岡市
法幢寺の周辺は、大掛かりな都市計画に基づき、区画整理が行なわれています。駅や道路などインフラ整備も進み、将来はオフィスビルも建ち並ぶような環境です。
そんな場所に建つ寺院のあるべき姿は?
住職の熱い思いが建物になりました。
  • ■木造及び鉄骨造2階建て
  • ■床面積/792平方メートル
  • ■2005年竣工

  • 副都心だからこそ木造本堂を建てたい!現代的なデザインでは、将来近隣に建つビルに埋もれてしまう。木造の伝統的なデザインの本堂こそ、いつまでもその存在感が色あせないのではないか。そんな住職の決断に従い、間口7.5間の本格的な木造本堂を造りました。
  • 本堂背面は切り妻屋根に。ハートマークのような伝統柄、「猪の目」の彫刻部分にご本尊が祀られています。副都心、東静岡駅から歩いてアプローチすると、入母屋屋根の連子格子と3つ並んだ花頭窓が正面に見えてきます。
  • 客殿は本堂の引き立て役。シンプルであきのこないデザインにしました。鉄骨造2階建てで、外壁はサイディング貼り。メンテナンスにコストがかからない、ライフスタイルの変化に伴うリフォームも可能という関点を重視した設計です。
  • 大間を囲う6本の柱は直径33cmのケヤキ丸柱。その柱をつないでいる虹梁もケヤキ。そして、外陣境の欄間には丸彫りの一対の龍が嵌めこまれ、迫力ある本堂になりました。
  • 御本尊の両脇には、位牌堂・開山堂が配置されていて開放的につながっています。また、西側廊下境に建具がないので、明るく広々としています。床には床暖房、天井には冷房設備が設置されています。
  • 玄関ホールは40畳の広さ。南側の明るいこのホールに客殿、応接、配膳、トイレ、寺務室、そして本堂がつながっています。正面でお客様をお迎えするのは、檀家のおひとりが彫ったという大黒様です。
  • 玄関ホールから本堂を望む。手前は間仕切りが容易な一休処。簡単な打ち合わせや急な目隠しに重宝する部屋です。本堂の段差は緩い階段でつながっています。天井は波がうねっているようなデザインで変化をつけました。
  • 客殿は10m×10m。約60帖の広さがあります。防犯を考えて、ガラスブロックで採光を確保しています。住職御夫婦は、檀家を始め近隣の方々との交流をたいへん大切にされており、客殿では和太鼓やフラダンスの練習も行なわれています。
  • 客殿倉庫と庫裡に挟まれた廊下の突き当たりに花頭枠をあしらい、韋駄天様をお祀りする。ちょっとしたスペースにお寺らしいデザインを埋め込む。何気ない工夫がお参りの方の記憶に残る。

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