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2017.2.21

岐阜市 真宗大谷派 善林寺の本堂完成写真を撮影

2017.2.21

Category: 本堂新築

2015年の夏、隣家から出火した火事により、岐阜市の善林寺様の本堂が焼失してしまいました。

突然の出来事にもかかわらず、住職はすぐに再建計画に着手。

弊社には、焼失した本堂の解体撤去の時点から声をかけていただきました。

設計を急ピッチで進めた結果、2016年の2月には、愛知県江南市の(株)アイチケンと工事契約を締結し、着工。
同年9月には新本堂が完成しました。

建築工事と同時進行で仏具が制作され、いよいよ本堂のご荘厳も完成しました。
 
プロのカメラマンと現地を訪れ、完成写真の撮影に臨みました。

朝9時からお寺に伺い、陽の当たり方が一番いい時間帯を探りながらの撮影。

いつも、お寺の特徴を生かした写真を撮影するように心がけていますが・・・

今回は、本堂へ至る参道の雰囲気が伝わる写真をカメラマンにお願いしました。
 
「伝統に縛られないで、親しみを持ってもらえる本堂にしたい」が住職のご希望でした。

そこで、旗竿状の境内の形状を逆手に取り・・・
山門を潜って、路地の行き詰まりに本堂がある・・法善寺横丁のような感じはどうですか?」とご提案すると・・・

「それは、面白いかもしれませんね。イメージが湧いてきました。法要の時は提灯を下げるとか(笑)」は住職と奥様。

そして、実現したのがこちらの参道。

山門から本堂を緩やかな坂で繋ぎ、少しだけ曲げてみました。
 
 
本堂前まで足を運ぶと・・・
正面は格子の引き戸。格子の隙間から阿弥陀様を拝むことができます。

境内を有効活用しているので、採光が限られています。

そこで・・・屋根に天窓を設置。
内陣が明るく浮かび上がって見えます。
 

 
応接室には、地窓を設けました。

窓の高さをあえて低く抑え、坪庭に視線が向かうデザインです。

限られた境内を最大限に活用して・・・
親しみを持ってもらえる、ゆったりとくつろいでもらえる伽藍になりました。




 

撮影後、お茶をいただきながら、住職ご家族とお話しをしました。

「新しい本堂が完成してから・・・檀家さんがお寺に足を運んでくれる回数が増えました。葬儀もセレモニーホールではなく、本堂で行うことが多くなりましたよ」

檀家の皆様と、住職ご家族に喜んでいただいていることを知り、とてもうれしく思いました。
リーダー 前嶋




  

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