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2018.3.6

愛知県稲沢市の臨済宗 尾張国分寺の鐘楼建て替え工事が進んでいます

2018.3.6

Category: 山門・鐘楼新築

愛知県稲沢市の臨済宗 尾張国分寺様の鐘楼を建て替えます。
以前の鐘楼は木々に包まれ・・・風情豊かに建っていました。

しかし、近くへ寄ってみると、老朽化が進み、鉄骨で補強されていました。

「檀家の皆様に積み立てをお願いして、長い時間をかけて、少しずつ資金をためてきました」と住職。

檀家の皆様の想いがこもった新築です。

期待にお応えできる鐘楼を造らなくてはいけません。
 
「臨済宗では、鐘楼は行事進行の合図として、大切な役割りを担いますので・・・」住職の指示で、周辺の木々を伐採し、本堂からよく見える位置に配置します。

また、「築山は、瓦礫でできている」と伝えらていて、強度に不安があったので撤去し・・・鉄筋コンクリートで基壇を造り、側面に石を積むことにしました。

地盤調査の結果、深さ1.5mまでは軟弱な地盤だったため、砕石による地盤改良も行いました。
 
 
建設会社の工場で、宮大工が屋根の反り、破風板や組物の実物大の図面(原寸図)を床に描きました。

所長の菅野と工場へ出かけ、原寸検査を行いました。

mm単位の修正を加えながら、納得の曲線や造形を決めていきました。

その後、住職と総代に立ち会ってもらい、木材検査も行いました。

現在は、工場で宮大工が木材の刻み加工を進めています。
  

建て方は4月初旬、完成は6月を予定しています。

稲沢市は植木の街です。
造園業を営んでいる檀家に手伝ってもらいながら、鐘楼周りの修景も計画されています。
鐘楼への石畳も整備します。

7月の落慶法要が晴れやかな気持ちで迎えられるよう、気を引き締めて工事監理を進めています。
リーダー 前嶋英孝

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