設計行脚

2017.9.19

埼玉県で鉄骨造「参拝者がどんどん集まる!」寺院伽藍を設計中

Category: 只今設計中

埼玉県で、曹洞宗寺院の本堂・客殿・庫裡建て替え工事の設計を進めています。
 
鉄骨造2階建ての納骨堂だけを残し、その他の伽藍を全て建て替えます。
本堂、客殿などお寺の施設と、二世帯住宅をひと棟に納める計画で・・・
伽藍の規模は鉄骨造2階建て、床面積は約550㎡です。


ご相談の電話をいただき、お寺を訪ねたのは一年前でした。
「この辺りは市街化調整区域なんです。隣地を300坪購入したんですが・・・道路の幅が6m以下だから開発許可が下りないと言われまして」

ということは・・・購入した土地には、お寺の建物が建てられない!
しかし、住職、副住職ご夫婦とも前向きで、目が輝いています。

特に副住職は、弊社のホームページを詳細にご覧になっており・・・
「愛知県の眞光寺がとても気に入っています。うちも、伝統的な形にはこだわりませんので、参拝者がどんどん集まるお寺を考えてください」
 

 
色々なアイデアを検討した結果、隣地の一部を盛り土して、木を植え、池を造り、石像などを設置し・・・お寺らしい前庭を造ることになりました。

この庭は道路に面しているので、餅つきなどの行事の様子が道行く人の目に留まります。霊柩車もスロープで庭に上がれます。


参拝者は、必ずこの庭を通って、お寺の入り口に至ります。

何度も打ち合わせを重ね、間取りも決まってきました。

屋根はシンプルな切妻ですが・・・道路に面する外観は、花頭窓や丸窓、桟唐戸をあしらい、禅宗らしいデザインです。

 
エントランスホールの正面に本堂を配置します。

部屋境は引き戸。壁に収納することができるので・・・
エントランスホールと本堂は、ワンルームとして使うことができます。

また、本堂は3部屋に仕切ることもできます。
どの部屋にもエントランスホールから入ることができるので、人数の少ない年忌法要や座禅会、写経会など多目的に使うことができます。

エントランスホールには寺務室が面していて、カウンター越しに、住職や副住職が参拝者とお話ができます。
 
本堂のご本尊まわりは、伝統的な曹洞宗のデザインを踏襲しました。

「すっきりした感じでもいいと思っていたんですけど・・・やはり、参拝者は木を使ったほうが喜んでくれると思うんですよ」は副住職。

それならと、インテリアパースをお持ちすると・・・
「これはいい!」住職ご夫婦も喜んでくれました。

そして・・・前庭からも、エントランスホール越しに、この伝統的な設えが見通せます!

お客様は・・・正月の行事を終えたら、現本堂を解体開始。できるだけ早く完成してほしい。とのこと。
ご希望にお応えできるように、只今、実施設計を大急ぎで進めております。
リーダー 伊藤知則