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2019.3.12

岡崎市の真宗大谷派 本光寺、国の登録有形文化財の山門を耐震改修中

2019.3.12

Category: 耐震補強

愛知県岡崎市の真宗大谷派 本光寺様で・・・
「国の登録有形文化財」に指定されている本堂及び山門の耐震改修工事が進んでいます。


本堂は大正2年(1913年)、山門は文政10年(1827年)の建立で・・・
岡崎市の
「景観重要建造物」にも指定されています。

 
今回の改修工事は、岡崎市の補助金制度を利用するので・・・

大学教授の意見もお聞きした上で改修方法をまとめ、事前に岡崎市へ提出しました。

現在は、山門の小屋組の改修工事を行っています。

事前に調査したものの・・・
解体してみると、思わぬところが傷んでいることもあります。

見落としがないように。丁寧な確認をしながら作業を進めています。
 
 
劣化が激しい木材は取り換えたり、補強します。

同時に、改修する部材には番号を振り、改修方法を記録に残していきます。

工事の途中で、以前にも改修が行われていたことが分かりました。

四角い頭の「和釘」の他に、明治20年以降に使われるようになった丸い頭の「洋釘」も発見されたからです。

この建物が大切に守られてきた証拠です。
 
 
取り換えた新しい木材の色を、まわりに馴染ませる技法に「古色塗り」があります。
 

近年は「古色塗り」をせず、あえて取り替えた部材を分かりやすくする改修方法を薦める研究者もいますが・・・

本光寺山門は
景観重要建造物に指定されているため、できるだけ景観を変えないように「古色塗り」を施すことにしました。

※写真 左が古色塗りした板
 

先日、住職に現場の様子を説明したところ
「このような状態は、一生に一度観れるかどうかですね!檀家の皆様にも、是非観ていただきたいです!」とのこと。

近日中に見学会を開催する予定です。
リーダー 前嶋英孝







 

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