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2018.8.7

静岡県で木造「認定こども園」新築。プロポーザルで設計を勝ち取る

2018.8.7

Category: トピックス

「知り合いの住職が保育園の園長を兼務しているんですけど・・・、認定こども園として園舎を建て替えたい。ついては、いい設計事務所を探しているというんですよ。ご紹介してもいいですか?」

以前全伽藍を設計させていただいたお寺の住職から電話が入りました。

「もちろんです。よろしくお願いします」

しばらくして、保育園の園長から連絡が入りました。
「新しい園舎は、木のぬくもりを感じる建物にしたいんです」
しかし・・・補助金を受けるため、設計事務所はプロポーザルコンペを行い、決めるとのことでした。


木をふんだんに使う建築の設計なら、自信があります。

保育園にて行われた説明会に、所長の菅野と出席しました。


そして・・・菅野を囲んで意見を出し合った結果
「子供が毎日行きたくなる園舎、記憶に残る園舎」を「木造」で提案しようという方針を決めました。

次は、法律をチェックしながら、間取りや外観、室内パースの作成、工事費の概算です。
私がリーダーを務める伊藤チームの植松、伊藤絵美と3人で、毎日終電ギリギリまで手を動かしました。

 
作業を進めていくうちに、敷地の制約や法規制で、木造での新築が危ぶまれる局面もありましたが・・・諦めませんでした。

締め切り前には、木造の園舎を実現できるアイデアと、「こんな園舎だったら子供を通わせたいなあ!」と思える案がまとまりました。

説明会から約1か月後に、プレゼンテーションの機会を与えられ・・・会場に集まった審査員の前で、約30分の説明を行いました。

2週間後、園長より「菅野さんに設計してもらうことに決めましたので、よろしくお願いします」
うれしい連絡を受けました。

そして・・・
「木造で提案したのは菅野企画設計だけでした。管理面に関しては、他の提案もなるほどと思いましたが、菅野さんの案が一番おもしろい園舎になりそうだと思いました!」とのことでした。
 
 
いよいよ先月から、本格的に設計がスタート。

保育園の園長、職員と打合せを重ね・・・
管理面に関しても、使いやすい間取りにまとまってきました

外観についても・・・
「少しお寺っぽいかなあ。もう少し親しみと懐かしさを感じるデザインを提案してください」

そこで、新たな外観を考えました。
園舎の床面積は1000㎡を超えるので、スケッチだけではイメージが湧きません。こういう時は、模型をつくるのが一番。
  
所長とメンバーが、スタディ模型のまわりに集まります。
「うん、悪くないねえ。だけど、ココは・・・・」などなど、アイデアを煮詰めていきます。


再来年の開園に向けて、非常にタイトなスケジュールですが、とても楽しい設計作業が続いています。


                                           リーダー 伊藤知則
 

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