設計行脚設計行脚

2018.2.20

和風建築の設計士を育てることも、わが社の社会的使命になってきました

2018.2.20

Category: トピックス

「菅野さん本当に忙しそうですねえ」最近よく言われます。

確かに、決して暇ではありませんが・・・お客様との打ち合わせは大切にしていますし、事務所のスタッフ達とも充分なコミュニケーションをとっているつもりです。

移動時間が長いのは事実ですが・・・最近は、移動時間に仕事をする術を身につけました。
特に新幹線は、快適な仕事場です。


スタッフが描いた敷地図の上にトレーシングペーパーを張り・・・鉛筆で線を書いては消し、書いては消しを繰り返し、間取りを作っていきます。
 
そうしていると、2時間や3時間はあっという間に過ぎます。スマートフォンにイヤフォンを繋ぎ、お気に入りの曲を聴きながら・・・実に楽しい。

「電車の中で、よくそんな作業ができますねえ。私なら酔ってしまいますよ」
「そうですか。じゃあ僕は、親に感謝しなくちゃいけないね」

先日は移動時間を利用して、マスタープランの依頼を受けている神奈川県の曹洞宗寺院の客殿・庫裡の間取りを考えました。

境内の複雑な形状、段差、建築基準法の規制などが絡み合い、なかなかの難問でしたが、納得の間取りが完成しました。

 事務所に帰り、外観も考えました。これを下敷きにして、担当のスタッフと打ち合わせを進めます。
 
実は、私より忙しいのはスタッフ達です。

スタッフは3人づつ3チームに分かれて作業を進めていますが、各チームが多くの仕事を抱えている上に、所長が急げ急げ、お客様を待たせるな!と注意します。

また、工事中の現場もたくさんあるので、お客様を交えた定例会議や鉄筋検査、コンクリート受け入れ検査、木材検査と忙しく動き回っています。

設計、工事監理をスピーディに進めるため、スタッフ達は能力に応じた作業を分担し合っています。
 
インテリアのコーディネートも彼らの仕事です。

設計を進めながらインテリアパースを描くことで、お客様とイメージを共有しているので、工事の進捗に合わせたコーディネートもスムーズに進みます。

そんな忙しさに慣れっこのスタッフ達は、他の設計事務所の所員なら根を上げる仕事量を軽々と、顧客満足度も高くこなしていきます。

頼もしい人材たちだと誇りに思います。
 

日本は観光立国を目指していくそうです。そうなると、和風建築の需要がますます増えます。ところが、本格的なデザインができる設計士がほとんどいない。

これからは、和風建築が設計できる人材を育成していくことも、弊社に課せられた大きな社会的使命だと思っています。
所長 菅野良司

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