設計行脚

2017.10.31

名古屋市 臨済宗 龍珠寺 納骨堂の落慶法要が厳修されました

Category: 納骨堂新築

名古屋市熱田区の臨済宗 龍珠寺様の納骨堂が完成。
10月22日、落慶法要が厳修されました。

「やっとできました」
お祝いに集まった皆様に、にこやかな笑顔で住職が語りかけ、法要は始まりました。
色々な事情で、住職と総代が納骨堂新築を発願されてから、既に10年の歳月が流れたとのこと。

思いの詰まった納骨堂の設計監理を担当させていただけたこと、今更ながら、とてもうれしく思います。

納骨堂の建築基準は各行政でまちまち。頭の痛い問題ですが・・・

名古屋市の基準は特に厳しく、建物は耐火構造、内装も不燃材で仕上げなければいけません。
さらに、ほかの伽藍と別棟にすることも求められます。

そんな厳しい制約はありましたが・・・
数々のハードルをクリアして、住職の希望どおり桧の香る木造の納骨堂を造ることができました。

但し、堂内は火気厳禁です。

 
納骨堂は庭の緑に囲まれ、ひっそり建っています。

山門前からお堂まで、車いすでもアプローチできるように、参道も整備しました。

駐車場からスロープで山門へ。山門を潜り、本堂前で手を合わせてから直角に折れる。そのまま本堂脇の塀沿いに進むと、庭の木陰の合間に納骨堂が見えてきます。

心静かにお参りできるように・・・という住職の想いが形になりました。
 
当日は、台風21号の影響で大雨になりましたが・・・
「今日は龍がお祝いに来てくれましたねえ」と笑顔の住職。

落慶法要は、ご本尊の除幕から始まりました。「この日を一番長く待っていてくださった鈴木さん(仮名)と山田さん(仮名)お願いします」

法要の後、住職からのご指名で、私と施工を担当した(株)アイチケンの現場監督が設計中、工事中の苦労話を披露しました。


 

床面積がわずか16坪の納骨堂ですが・・・勾配天井と吹き抜けのおかげで狭さを感じません。
また、天井の化粧垂木、柱型、本尊前の丸柱と虹梁、組物、全てに桧の無垢材を使ったため・・・
「桧の香りがして、すごく良いですね!」
参列された皆様にも喜んでいただき、とてもうれしく思いました。
リーダー 東松泰志