設計行脚

2017.6.13

豊田市 真宗大谷派 明勝寺の山門・鐘楼新築。原寸図で軒の出を確認

Category: 山門・鐘楼新築

愛知県豊田市 真宗大谷派 明勝寺様の山門・鐘楼を造ります。
 
境内の周辺では現在、区画整理に伴う造成工事が進んでいます。

道路との境界線が確定したので、山門、鐘楼を建てる位置を決めます。


三門は、設計通りの位置に問題なく建てられそうですが・・・

鐘楼は道路境界と墓地に挟まれた限られた敷地に建設するので、『軒の出』が設計図より少しでも深いと、越境してしまう可能性があります。

 
 
社寺建築の軒には『反り』をつけます。その『反り』『軒の出』は、社寺建築の見せ場でもあります。

そのため、設計図通りに木材を加工し、建てるというような・・・単純な工程で工事を進めるわけにはいきません

理想的な反りを検討するために・・・
先ずは、1/10スケールで軒先の茅負を棟梁に描いてもらい、意見を交換しました。

次に、話し合いの結果をCADで設計図に描きなおし・・・
鐘楼が敷地内に納まることを図面上で確認しました
 
そして・・・
棟梁に、軒先の茅負、裏甲を1/1スケール(原寸)で描いてもらい、ミリ単位で微調整しました。

こうして決定した原寸図『軒の出』を測定したところ、CADで描いた設計図との差は、わずか3mm

これなら間違いなく敷地に納まるはずです。

 
 
軒の出が決定したので、現地で墨出しを行い、鐘楼を建てる位置を最終確認しました。

現在、現場では基礎工事、工場では木材加工が進んでいます。

今後は、7月下旬に建て方を開始し、8月には上棟式が厳修される予定です。


 
リーダー  前嶋英孝