設計行脚

2017.6.20

大阪市 黄檗宗 自敬寺の鉄骨造2階建て本堂。完成まであと一歩

Category: 本堂新築

大阪市の黄檗宗 自敬寺様の本堂が完成間近です。
 
6月14日、建築基準法の「完了検査」を受けました。

「完了検査」では・・・
工事前に提出した建築確認申請どおりに工事が完成しているか?を審査機関が検査します。

本堂は鉄骨造なので、構造体が完成した時に「中間検査」を受け、合格証は既にもらっています。

検査員が現場で、提出書類に不備がないことを確認し・・・
その後、目を光らせながら建物をチェックして回りました。


内外装材は、確認申請に明記した性能が確保されているか?
各居室の採光・換気・排煙の為の開口部の面積が確保されているか?
設備機器・エレベーター等の仕様・動作が適正かどうか?等。

検査員は、開口部や各所の寸法を実測しながら建物を一周。検査は長時間に及びましたが・・・無事終了。
「合格です。数日中に検査済証を発行します。」


「ご苦労様。ようやくこの日を迎えられましたね。」住職も喜んでくださいました。
 

 
写真は、2階の本堂に登る曲面階段です。

階段に面した壁には随所に飾り棚を設けたので、飾りつけ完成後がとても楽しみです。

登り鼻の支柱にはお寺らしく擬宝珠が取り付けられます。

階段一段目は黒御影を使いました。重量感があります。

 

 
 
本堂は80帖大の広さを確保しました。

可動間仕切で、部屋を4分割することができます。
法要だけでなく、写経会、坐禅会、講演会、落語会など、多目的に使いたい!住職のたっての希望が実現しました。

ご本尊は、十一面観音です。
見上げるような高い位置にお立ちいただきます。

夕方になると、背後の位牌堂の窓から西日が差し込み、本堂は神々しい光に包まれます。

 
 
2階の本堂へは、外部の階段からも登ることができます。

アルミ製手すりには、エッチング加工をしたガラスを嵌め込みました。
黄檗宗らしく、「卍崩し」と、龍・摩伽羅そして鳳凰のデザインです。

この他にも・・・
参拝者と親しく話ができる玄関ホールのカフェカウンター。
何時でも結婚式・葬儀や、コンサート・子供会・NGOの研修会にも利用できるような間取り。

エレベーターの設置など、老若男女集える寺院として見どころ沢山の建物となりました。

お寺を訪れた方々から、
「あと一歩ですね」「素晴らしいですね」と声をかけられます。
完成を心待ちしてくださっているようです。


6月16日には、施工を担当した(株)宇佐美組の監督、工事部長と電気設備、給排水衛生設備工事の担当者、弊社の菅野そして、住職と総代にも参加してもらい、完成検査を行いました。

手直しが必要なところを数カ所指摘されましたが・・・約束の日に、予定通り、引き渡しができそうです。

検査に参加された住職、総代の皆様に喜んでいただき、大変うれしく思いました。

 
リーダー 伊藤知則