耐震補強・耐震診断

御本堂を地震から守る

日本は地震の多発期に入った
1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、そして最近では2016年の熊本大地震。日本はついに地震の多発期に入りました。いつどこで大地震が起きてもおかしくない、恐ろしい時代に突入したのです。

菅野企画設計の耐震診断
38万円

※調査が1泊になる場合は60万円

  • 1先ずは、本堂を見せてもらいます
    ご連絡をいただければ、こちらからお寺に伺います。現況を見せていただきながら、耐震診断の方法や予想される補強工事の内容などをお話しします。
  • 3「耐震調査報告書」を作成します
    事務所に戻り、調査した内容を整理し、耐震診断の計算を行います。その結果を「耐震診断報告書」にまとめます。調査から約1か月後に完成します。この報告書には、簡単な補強方法の提案も添付します。
  • 2現況調査に伺います
    耐震診断をご依頼いただきますと、弊社スタッフが4人でお寺へ伺います。日帰りの場合は一日かがりで、一泊調査の場合は到着日と翌日半日をかけ現況調査を行います。間取りを調べ、柱の傾きを測り、耐震要素を記録します。さらに、小屋裏、床下の状況を写真に収めます。
  • 4お寺へ報告に伺います
    「耐震診断報告書」を説明するためにお寺へ伺います。工事費の概算を口頭でお伝えすることもできます。希望があれば、プロジェクターを使って主だった檀家の皆様にもご説明します。

まずは「正確な」耐震診断から!

タダほど高いものはない

「本堂を耐震補強しよう」と盛り上がり、建設委員会を立ち上げる。そして、複数の工事会社に相談をかける。
すると…無料で調査をして、工事費も見積もってくれる。ところが…A社は1000万円、B社は5000万円、C社は8000万円。
どうしてこんなに違うの!!?
「さて、どの工事会社に頼みましょうか」と建設委員会で相談をする。
すると…
「安い方がいいでしょう」
「いや、それは危険ですよ」
「でも、あの建設会社は
お寺をたくさん建てていますよ」
「しかし…」

建設委員の間で意見が分かれる。人間関係にまで亀裂が生じ、せっかく盛り上がった話が下降線。そして、頓挫。実は、こんなお寺がたくさんあるのです。

まずは耐震診断

どうしてそんなことになるのか?それは順序を間違えているからです。
最初に本堂の現況を調査し、耐震診断を行なう。
診断の結果に基づいて、耐震補強の設計、工事費の見積りとひとつひとつ作業を進めていくのが正しい順序です。
住宅では耐震診断を行うのに、どうして御本堂では省くのですか?
ただ…木造本堂を正確に調査し、耐震診断できる建築士は限られています。

TEL.0586-84-2003

菅野企画設計までお電話ください。

御本堂ごとにベストな補強方法があります。

土壁工法

土壁の粘りを生かした補強方法
地震がおきると柱が揺れる。すると土壁は、その柱と一緒に変形しながら力を減衰させる。つまり「柔よく剛を制す」。日本建築には、そんな耐震補強が可能です。しかし、この方法を採用するには、土壁の状況をよく調べることが必要です。この補強の利点は、傾いても倒壊しにくいこと。欠点は、構造計算できる建築士が限られることです。

「土壁工法」での補強例
日蓮宗 本覚寺〈岐阜県〉 本堂耐震補強工事
築100年の御本堂を耐震補強しました。入母屋造で向拝付き、6.5間×6.5間の広さ。境内の背後に山を背負っています。「このお堂の持つ力を最大限に生かした補強をします」とお話しすると・・・「先人の思いを引き継いでくださるのは本当にうれしい」住職は大変喜んでくださいました。
  • 背後に山が迫っているせいか、床下の湿度が高く、柱の足元が腐っていました。床下にコンクリートを打ち、柱は根継ぎをしました。
  • 柱の倒れが大きかったので、建ておこしを行いました。床下で足元を、小屋裏で梁を固め、壁を新設してねじれを防ぎました。
  • 荒壁パネルで、耐震壁を増設しました。このパネルは土壁と同じ働きをして、地震に耐えます。この上に下地処理をして漆喰を塗りました。
  • 土葺きだった瓦を除去して、乾式で瓦を葺き直しました。屋根の軽量化は耐震力向上に大変有効です。

筋交工法

筋交いで固める補強
地震がおきると柱が揺れようとする。しかし筋交いは、それを強靭な力で止めようとする。つまり「力による制止」。現代住宅では、最も一般的な方法です。この補強の利点は、傾きにくいこと。そして、構造計算が容易なこと。※「筋交いによる補強」は鉄筋コンクリート造の基礎を造る必要があるので、「土壁による補強」より工事費が高くなる傾向があります。

「筋交工法」での補強例
真宗大谷派 浄賢寺〈愛知県〉 本堂耐震補強工事
築100年以上の総ケヤキ造り御本堂を耐震補強しました。この御本堂は入母屋造りで向拝付き、7間×8間の広さ、浄土真宗独特の伝統的な間取りです。宮大工が充分腕をふるった上質の伽藍で、柱頭には斗・肘木が組み込まれ、柱も虹梁も太く頑丈な軸組みです。しかし、壁が少ない上に板壁だったので、「筋交いによる耐震補強」をご提案しました。
  • 柱にはケヤキが使われていました。石の上に立っていたのに、足元に腐りや蟻害が全くありませんでした。
  • 御本堂をジャッキアップして、その下に鉄筋コンクリート造の基礎を造りました。この基礎に柱と土台を緊結しました。
  • 9㎝角の桧製筋交いで壁を補強しました。斗・肘木部分は鉄骨で補強して、柱と屋根を一体化しました。
  • 小屋丸太を鉄骨梁で固め、ねじれを防ぐ補強をしました。丸太は一本一本形が違うので、鉄骨梁の製作には苦労しました。

耐震補強実績

2016年08月現在

  • 真宗大谷派 寿覚寺 本堂
    本堂愛知県高浜市
  • 浄土宗 明徳寺 本堂
    愛知県東浦町
  • 浄土真宗本願寺派
    法久寺 本堂

    岐阜県岐阜市
  • 真言宗豊山派 光明院 本堂
    千葉県流山市
  • 浄土宗西山深草派
    慈光院 本堂

    愛知県江南市
  • 真宗高田派 常専寺 本堂
    神奈川県川崎市
  • 真宗大谷派 浄賢寺 本堂
    愛知県名古屋市
  • 臨済宗 瑞龍寺 本堂・庫裡
    岐阜県岐阜市
  • 臨済宗 耕雲院 本堂
    愛知県一宮市
  • 日蓮宗 浄春寺 本堂
    静岡県静岡市
  • 臨済宗 妙光寺 本堂・庫裡
    愛知県一宮市
  • 曹洞宗 光通寺 本堂・位牌堂
    愛知県名古屋市
  • 臨済宗 久林寺 本堂
    静岡県静岡市
  • 臨済宗 長松寺 本堂
    愛知県名古屋市
  • 浄土真宗本願寺派
    岐阜別院 本堂

    岐阜県岐阜市
  • 日蓮宗 本覚寺 本堂
    岐阜県揖斐郡
  • 曹洞宗 久松寺 本堂
    愛知県名古屋市