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2017.2.7

寺院の完成ギャラリーに、思い出の「エピソード」をご紹介(菅野)

2017.2.7

Category: トピックス

寺院のホームページをリニューアルしました。

完成ギャラリーも見やすく直しました。しかし・・・
「見栄えがする写真を紹介するだけでいいのだろうか?」

寺院伽藍の新築や改築は、住職と檀家の皆様が心をひとつにして達成する事業。
その過程には、いろいろな「エピソード」が生まれます。

「そうだ!住職や建設委員の皆様にも登場してもらい、思い出に残っているエピソードをご紹介しよう。そして、私を含め弊社担当者、造り手の生々しい姿も知ってもらおう」そう思い付き・・・

早速、膨大なデータの中から、記憶に残っている場面の写真を探し出す作業に取りかかりました。しかし・・・
システムの関係で、完成ギャラリーに紹介できる写真は15枚が上限だったり、写真の画像処理や入れ替えに思ったより時間がかかったりと・・・苦戦しております。

そんなわけで・・・順次完成させておりますので、是非「完成ギャラリー」もご覧ください。




神奈川県の日蓮宗 妙光寺様の本堂「完成ギャラリー」にはこんな写真を掲載しました。

住職と建設委員の皆さんに愛知県まで足を運んでもらい、使用する桧や欅をご覧いただきました。

人柄のいい方ばかりで、会議はいつも建設的でした。時には、私も加えていただき酒盛りも。

「素晴らしい木材ばかりで、とても満足しました」
そんなうれしい言葉をいただいた後のワンショットです。




静岡県の曹洞宗 龍登院様の本堂「完成ギャラリー」にはこの写真を掲載しました。

上棟式の朝、お寺へ到着すると、住職と建設委員の皆様が曇天の空を見上げて、餅撒きができるかどうか?を心配していらっしゃいました。

法要は本堂の屋根の下で行われましたが・・・ぽつぽつ雨が降りだし、次第に本降りに。しかし・・・

法要が終わると、餅撒き係の人たちが躊躇なくカッパを着込み、足場の上に。大量の餅が撒かれ、境内は歓声に包まれました。




岐阜県の臨済宗 永保寺様の本堂「完成ギャラリー」にはこの写真を掲載しました。

本堂が焼失したニュースが流れるや、高校生が再建の募金を始めました。「屋根は旧本堂に倣い桧皮葺きに」と願う市民の声を受けて、行政も特別に許可してくれました。

立ち木から剥いだ桧皮を使わないと、持ちが悪いと知り、確認のため現場を訪ねました。当日は、老師も同行されました。

神社境内の奥深い森の中で、身軽に木を登り、黙々と作業を進める姿を見ながら、美しい伽藍が過酷な作業に支えられていることを改めて痛感しました。
 

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