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2016.8.26

既設客殿の完了検査済証が無いため、耐震改修が必要に!(東松)

2016.8.26

Category: 耐震補強

大阪府のお寺の客殿を耐震改修しました。

当初は改修する計画ではなかったのですが・・・
最近は建物を新築する場合、敷地内の既設建物の合法性を問われるケースが増えていて・・今回も。

建物は、昭和55年に建築確認申請を提出してあるものの完了検査を受けておらず、検査済証がありません。そこで、現地調査を行うと、筋交いの位置と箇所が建築確認申請の添付設計図と異なり、耐震性に問題ありが判明しました。

市役所に判断を仰いだ結果、現在の法律を満たすように構造を補強して「既存建築物状況報告書」を提出することに…。構造の補強は、耐震壁を設け、新設する柱の頭は天井裏で梁と固定、柱脚は鉄筋コンクリート造の基礎を造って金物で固定する・・・と結構な大工事です。

しかし、予定外の工事なので、費用が限られています。

 


△  工事量を少しでも減らすため、補強か所の床だけを除去して作業を進めました。
 


△土台を固定する金物は、既設の基礎の幅・高さに合わせた特注品です。
 


△荒壁パネルで耐震壁を作りました。

耐震壁は、お客様と相談して、使いづらくならない位置に配置しました。
完成が見えてくると、「せっかく改修するのだから」と、当初予定していなかった砂壁の塗直しも追加に。
改修工事は約1か月で完了しました。

 

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